魚

女子高生って強くない？

JKってブランドだなあって。

2012年の夏、当時女子高生だった4人が

金魚すくいの金魚を約400匹盗み

学校のプールに放った。

彼女たちはプールに泳ぐ金魚をみて

「 綺麗だろうなあ、と思って 」

と話したそう。

その実話を元に作られた、短編映画。

映画の中の彼女たちは、自分たちの生活や、周囲

自分たちの住む街全てが退屈で

born to be zombie

生まれた時からゾンビ

なんて言ってるくらい。

なんとなく金魚すくいをして

なんとなくで思いついたことを

なんとなくやってみた

そんな感じだった。

たった30分の短編映画なのに

丸々一本映画を見た気分。

みんなあのバンド、エモい

とか言うけど

あれはエモいじゃない気がした。

彼女たちの犯行を褒めるわけではなく

なんとなく。でなんでもやっちゃうような、

やってしまうような、

若さと愚かさとこの世は終わってる感

全部ひっくるめてこれが

エモい

なんじゃないかなってちょっと思ってしまった。

きっと大人じゃできないよね。

社会的地位だとか、評価だとか、思考だとか

あれこれレッテルを貼られる社会に生きてる

所謂、大人じゃ、ね。

まぁこの子達にはレッテルなんてもの

知ったこっちゃないんだろうけど。

見てすぐに書きたくなるくらい

純粋におもしろかった。

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